アニメ③配色、光源

またマロさんに教えてもらってすごく参考になったのことは他にもあって、それはアニメの命でもある「色」についてです。
とにかく色はその配色、組み合わせ共にかなり難しいです。
今回の作品は最終的にはすべて絵の具で描くので、描く時に絵の具できれいに描ける色にしないといけません。
私が希望の色を提案しても、「その色は絵の具だときれいに出ないから」ということがよくありました。
例えば「青からオレンジのグラデは濁るのでピンクからオレンジのグラデのほうが、描きやすいしきれいな発色になりますよ」と言われ、
正直に言うと最初そういう配色のことをいわれた時は目が点になりました。

また配色を考える際に光源の配置の仕方も考えないといけません。
「天井のこことここにライトを置いて、あとそこにも」と私がデザインの話をすると、
「そんなに照明を置くと、描きにくいですね」とマロさんに指摘されることが多々ありました。
要は部屋の端と端に光源があったり、照明が多いとその分人の影が発生して、いろんな向きの影があちこち移動することになるので、部屋の中を歩く人物の影がややこしくなって描けないということでした。
なので光源を1箇所に絞るとか全体的にふんわりと照明があたっている空間がアニメとしては望ましいのです。
実写だと不要な影は他のライトで消したり遮ったりできますし、いろんな光源があったほうが絵的には面白くなりますが、アニメではその表現ができないのです。

(ここで列車の男の写真を追加してタングステンとデイライトについての記述)
カラーライティングの場合もそうで、光源に色を加えると実写だと面白い表現になりますが、それがアニメの場合は違う色の光がキャラクターに当たっているのではなく、単純にキャラクターの顔の色が変わったという表現に見えてしまうので難しいとのことでした。
特にキャラクター重視で描かれることが多いので、キャラクラーの色をカットごとに変えることはほとんどしないとのことでした。
今度はそういう観点でアニメと実写の比較をしてみても面白いですね。

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