イラレ> AutoCAD> SketchUp> ZBrush> フォトショのワークフローのメモ書き

IllustratorからDXFを書き出し、AutoCADに取り込み、さらにそこからSketchUpに出力し、3Dにし、OBJで出してZBrushに取り込み、レンダリング出力し、最後にPhotoshopで手直しするまでのワークフローです。

今回のゲートのプロジェクトは、もう2か月以上も前から動いていたのですが、先週作業した箇所に関して、複雑なワークフローだったので、自分のための覚え書きもかねて、ブログに残します。実際に僕も作業中に何度も「これはどうするのがベストかな」とネットでいろいろと検索したりしたので、この記事が誰かの役に立つかもと思って。

概要

rendering_from_zbrush0915最終的に制作したかったのは、こんな感じのレンダリングです。何のことはない、ただの門ですね。完成品はわりと大きな鉄のパーツで、かなり重く、自立しないといけないので、ベースの作り方とか、いろいろと気を使いますが、そういったことは横に置いておいて、今回は、このイメージを作りあげるまでのプロセスのおさらいです。

ぱっと見た感じ、SketchUpで書けばいいじゃん、と思いがちですが、理由が二つあって、今回はIllustratorからのスタートです。

  • 中央部分にある、くるくる螺旋カーブの部分は、SketchUpでやろうとすると骨が折れるので。今回はこの部分が既存の門をリユーズするプロジェクトで、この螺旋の一部だけを作り直して、既存の門にくっつける必要もあり、この螺旋カーブを忠実にトレースしたかったのです。
  • 黄色く塗られている部分は、葉っぱの形をしていて、かなり有機的なカーブになっています。既存の門を作った職人が、ひとつひとつ鉄を叩いて作ったのでしょう。この感じをSketchUpで作るのは難しいです。また、この葉っぱにつながる部分は円パイプなのですが、それ以外の部分は角パイプになっており、それらが溶接されている箇所も表現したかったのです。よって、この部分はZBrushに任せることにしました。
  • そもそも、DXFで図面化する必要があり、SketchUpの作図機能では不十分だったため。

理由が三つになってしまいましたね。余談ですが、3つ目の、SketchUpの作図機能の不十分さについて。日本ではSketchUpモデルをプリンタで出力して、その上に手書きで線を太くしたり、寸法線をいれたりしていましたね。それくらい、SketchUpの作図ツールとしての機能の乏しさは致命的だったのです。Layoutを使っても同じです。カーブがカーブになってないところも、今回みたいにデータそのまま機械で鉄板をカットする時には致命的です。

Illustratorによるトレース

existing_gate_masterこれは簡単です。既存のパーツの写真をかなり念入りに撮影したので、あとはパスでなぞるだけです。

デジカメでの撮影時、角度がついたり、フレームの端の方で歪んでしまったりするので、解像度が問題にならないように気を使いながら、できるだけ遠く離れた距離から撮影します。もちろんカメラの角度が直角になるように。撮影した写真の、真ん中3分の1部分しか使えないと肝に銘じて、少しずつ位置をずらしながら何枚も何枚も撮影します。歪みの少ない素材があれば、トレースはその分楽になるので、あとで助かります。

下の図が、イラレで作業中のスクリーンショットです。

Capture2

一番左が、螺旋部分をパスでなぞったもの。真ん中が、そのパスをアウトラインとったもの。この時点で、線の幅が5/8インチになるように調節します。一番右が、すべてのパーツを一つに結合したもの。このパターンが使いやすいかなと思っていましたが、最終的には、中央の、パーツごとに分かれたものをDXF出力して、AutoCADに取り込みました。理由は次で説明します。

僕はここ数年はLenovoのノートPCを使っています。最新スペックを積んで、1~2年で買い替えています。

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