ダウンタウンLAでのロケハン

前日に打ち合わせたバイオハザードのティーザー撮影のための、ロケハンに行きました。僕は午前中に別の用事があったので、午後から途中合流でした。そこで出会ったのが、DPのテルさんです。テルさんは、実は日本で一度一緒にお仕事をしたことがありました。「Re:Play Girls」という映画に関わった時に、打ち合わせで一度お会いしたのです。その映画は、僕はデザインだけしてまったく現場に行かずだったので、テルさんとはうちの助手の方が仲良くなっていたのですが。テルさんはLAを拠点に活躍されているDPさんで、Just Causeとも何度か仕事をしたことがあったみたいです。

ロケハン(Location Scout)は、日本のそれとまったく同じ要領でした。というか、この日のスタッフはみんな日本人だったので、当然ですが。プロデューサー、監督、テルさん、僕の4人だけです。途中リトルトーキョーでお昼に和食食べたりもしました。

Herald_Examiner_001さて肝心のロケーションですが、ダウンタウンにある廃墟スタジオ、倉庫スタジオ、レストランスタジオ、パーティースペース、など、何か所か見て回りました。さすがにLAだけあって、ダウンタウンのまわりは、撮影用の倉庫なんかがそこらじゅうにあります。

今回のロケハンの時のポイントが、いくつかありました。まずは、毎秒1000コマの、ハイスピード撮影をするということ。撮影になれている人だと、つまりは、光量が半端なくいるってことだなとピンと来ます。そしてもう一つは、横に長いドリーを敷いて、ある程度のスピードで横移動するということ。この感じは、ぼくも何度も経験したことのあるシチュエーションです。横ドリーでスピードを出そうとすると、実際の絵で使うところは一部でも、それまでの加速するための距離、そして原則するための距離も考えると、けっこうなスペースが必要になるのです。それにともなって、装飾する範囲も広くなってくるし、スペースが広がれば、その分また照明もたくさん必要になってきますしね。カメラと被写体のスペースが確保できても、そのカメラの背後にたくさんの照明を置くスペースも必要になってきます。

この日に見たロケーションだと、全体的にスペースが足りない、という実感でした。照明も、天井から吊るのが理想的なので、既存のスペースだと、天井が低くてそもそも照明を配置できないという問題もありました。まずその時点で、これはロケハンしている場合じゃなくて、セットだぞ、という気持ちが僕の中ではありましたが、今回提案されている予算だと、そういう話でもないみたいなので、どうにかロケで完結できないか、いろいろ考えてみました。

室内の夜シーンを、外で昼に変更してもらうというのがまず1案です。デイライトに頼って、照明のニーズを減らすことです。でも、今回の企画だと、収容所(廃墟)の設定はどうしてもインテリアである必要がありました。結局インテリアの撮影もあるし、ロケーションも移動が必要となると、大変です。撮影日を2日にする必要が出てきますが、そんな予算もなさそうです。

1か所のロケ地で全部が上手くいく場所を探さないといけなかったのですが、この日のロケ地だと、結局どれも難しそうでした。撮影がまだ1か月半後だったので、また引き続き探しましょう、ということでこの日は解散しました。

一番有力だったのが、写真に出ている、Herald Examinarという、昔の銀行か何かの廃墟でした。ダウンタウンのファッションディストリクトの近くにあります。廃墟としては完璧なのですが、天井が低い点、近くにパーティー会場のシーンを撮影する場所がないため、撮影が2日に分かれてしまう問題などがありました。確かに、天井の配管とかかっこいいのですが、そこにあるべきは天井ではなくて、照明吊るスペースなんだよ!というジレンマがあります。

それにしても前日に話していたとおり、予算の溝はうまりそうにもありません。どうしたものかなーと、頭を悩ませながら帰路につきました。

[amazonjs asin=”B00GRGS198″ locale=”JP” title=”CASIO デジタルカメラ EXILIM EXFC400SWE 1610万画素 光学12.5倍ズーム EX-FC400SWE ホワイト”]