モーションキャプチャは、僕の知らない方向に進んでいた!

前日の撮影の時から連絡をもらっていた、小原健くんがディレクターを務める、モーキャプスタジオ、Just Cause Productionsにお邪魔してきました。Just Causeは僕の住むMarina del Reyにあって、車で5分もかからないところだったので、とても便利でした!軽く挨拶をした後に、スタジオを見せてもらってびっくり。

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ゲームのBiohazardとかのムービーのモーションキャプチャなんかをやっているスタジオなんですが、そのスタジオを見てみてびっくりしました。というか、モーションキャプチャのスタジオって、こうなっているのかー!という驚きです。

僕の知っていたモーションキャプチャと言ったら、15年くらい前の知識ですが、全身黒タイツを着た人が、肩、肘、手とか、腰、ひざ、足とかにセンサーみたいなのをいくつかつけて、演技して、その人間の動きをPCに取り込んでCGで再現するというものです。PCで数値を入力してできる、カクカクした動きよりも、動きが滑らかーという機能です。

モーションキャプチャではなくて、シーンキャプチャですね

このスタジオでやっていることは、方法論はまったく変わっていないのですが、なんかスケールが何段階か進んでいた感じです。要は、体育館くらいの広いスペースの、壁中にたくさんのカメラがついていて、その中に何十人いてもオッケー。机とかイスとかも全部配置して、ドアなんかも配置したり、ここに、大きなトラックがある設定で、木枠を置いたり、するらしいのです。もちろんすべての小道具や人のからだにはピンポン玉みたいなマーカーがついていて、それを全方向から撮影して、あとでCGでおっかけるというシステムなのです。人の動きをキャプチャするとかじゃなくて、もう、シーンひとつを一気にキャプチャする感じ。何十、何百個という白い球を、全部追っかけられるというのです!

IMG_2042たしかに、その方がリアリティも出るんだろうと思います。別々に動いた人の動きを後で合わせるのは大変そうだし、格闘シーンとか、乱闘シーンとか、それこそバイオみたいに、ゾンビがいっぱい出てくるシーンなんて、一気にやらないとできやしないでしょう。

さらに、役者さんの顔には、その人の顔面に向けて小型のGoProがついていて、役者さんの顔の表情を常に撮影しておき、それをあとでCGに置き換えるんだそうです。しわの感じとか肌の動きをキャプチャできるように、役者さんの顔には無数の白い点が貼られています。そしてさらに、その場で役者さんのセリフの録音までしてしまうのです!きちんと演技のできる、本物の役者さんを使って、その動き、表情、そして声まで、きちんとキャプチャしてしまうのです!確かに、顔の動きとか口の動きキャプチャしておいて、声を録音してなかったら、それに後で合わせるのも大変ですもんね。

役者さんの持つ、武器や小道具はもちろんのこと、着る服も、コート、ブーツ、ハイヒール、いろんな種類の衣装があって、それら全部にもピンポン玉(みたいなの)がついています。複の動きもキャプチャできるし、はいているもの、着ているものによって人の動きも変わるので、よりリアリティが出るのだそうです。

もちろん、そこに実際にカメラを置いて撮影もします。そのカメラアングルや動きを、あとでCGで再現するためです。パソコンで配置するカメラよりも、よりリアリティのあるカメラアングルになるのだそうです。

そこまでするなら、CGにしなくていいじゃん!

すごい、すごい、と思いながら、僕が心の中で叫んでいたのは、「だったらそれそこで撮影して、映像にすりゃよくね!?」役者さんは、きちんと年齢とか設定とか表情とか、キャラに似ている人を使う、声も録音する、衣装も着ている、小道具もセットもある、そして、カメラで実際にそれを撮っている!!だったら、それ映像にして使えばいいじゃん!

もちろん、そこにあるセットは仮のものだし、照明もないし、実際に使える映像にはなっていないんでしょう。でも、それって、もう、あとちょっとの手間じゃん!もう一回最初からCGで作るよりも、早くて安いと思いますよ!でもまあ、そこはゲームにはゲームの、CGにはCGの質感があるんでしょうね。

しかしすごい技術ですねー。僕の知っているモーションキャプチャは、CGの動きを、よりリアルにするためのものっていう認識だったんですが、次元が違っていました。そこでこなわれているのは、キャプチャではなく、「撮影」なのです。そこに監督もいて、カメラマンもいて、役者さんは感情を込めて演技していて、ほかの役者さんとのダイアログがあって、小道具があって、演技指導があって。それはまさに「撮影現場」に他ならないのです!「だったらそれ、そこで撮ったらいいじゃないですか!」となんどつっこみそうになったことか、いや、実際につっこんでました。

さて、この日はスタジオ見学のほかに、仕事の話もありました。その話は次回に持ち越します。

▼▼▼これですねー!これ!!▼▼▼
ぼくが言ってた、ピンポン玉みたいなやつ
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