片言でも、文法むちゃくちゃでも、スペルも全然間違っていても、とりあえず情報は通じて仕事が前に進んだ

アシスタントのコミュニケーションを、英語にしてみました。

ナラノキでは、というかナラデザインの時からここ数年はそうでしたが、アシスタントとのコミュニケーションにSlack、Trelloというアプリを使って、チャットでやりとりしていました。で、今やっているプロジェクトの作業をはじめた二日前から、チャットでのやりとりを全部英語にしよう作戦を実施しております。今のところ、いい感じなのではないかと感じています。このまま今月のプロジェクトは英語で通してみて、それでよければ今後もずっとこのスタイルにしてみようと思います。

今回の案件は、海外ものでもなんでもなく、普通に日本のCMなので、英語を使う必要はないのですが、あえてそうしてみました。それは、先月にした仕事でのできごとがきっかけです。長くLAで活動している日本人のデザイナーが日本に来て撮影する仕事のお手伝いをした時のこと。いろいろメールでやりとりしていた時に、僕のタブレットが日本語が入力できなくなったので、「ごめんなさい、英語にします」と、ふと英語でメールをしました。それに対する返事で「(英語で)英語でいいなら、むしろ今後英語にしましょう。仕事においてはそっちの方がやりやすいし」と言われたのです。それ以降はコミュニケーションがすべて英語になりました。二人とも母国語は日本語ですのに。確かに、仕事を前に進めるという点では英語のほうが早い、というのは、僕も感じていたことでした。これは言語なので、文化的な違いの話になるのですが、やはりYesかNoかがはっきりしている方が、物事は前に進みます。僕は日本人同士が英語で話し合うのを見ると、いや、日本語でええやん。とつっこみたくなるタイプだったのですが、メールやチャットでなら、英語でもいい気がしました。

そんなこんなで、一度、1月にあったプロジェクトで日本人スタッフ間でチャットで激論を交わしていたときに、ふと、「こんな言い合いになるなら、英語のほうがいいな」と思う時がありました。で、その時のみんなに「今から英語にしません?みんなバイリンガルなんだし」と提案したら、激しい反対にあいました。「えー、すっごい時間かかるんですけどー」と。なのでその時は、断念しました。

今月に入って、また1月のメンツとは違って、みんな英語が話せないチームでの仕事がありました。そして急に「今回は英語で!」とトライしてみました。アシスタントからはオッケーされました。で、いまのところ順調です。もちろん、時には「すみません、ここだけ日本語で」というケースもありますが、99%は英語になっています。

僕は、英語が喋れなくても、英語でメールができれば、海外で仕事ができると思っています。ハリウッドでは特にそう。日本の映像業界のように、顔を合わせての打ち合わせや、電話での会話に頼らずに、みんなほとんんどのコミュニケーションをメールで済ませます。うちに出入りしているアシスタントの中にも「海外で仕事してみたい」という子がいるので、だったら会話はいいから、せめてメールやテキストメッセージが英語でできればいいじゃん。という思いがあったのが、今回の英語システムを導入したきっかけです。日本人は基本的に英語教育を長い時間受けているので、メール程度の英語だったら、少し慣れればできるようになります。今回のうちの仕事を通して、アシスタントの中で、「片言でも、文法むちゃくちゃでも、スペルも全然間違っていても、とりあえず情報は通じて仕事が前に進んだ」という実感がもしわいたとしたら、今回のプロジェクトは成功だと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.