LAで(今回)初めての撮影

そんなこんなで、AFIの学生映画の撮影日でした。10年前、LAを去って日本に帰ってきた時も、AFIの学生映画手伝ってましたね。ちょうどあの時に戻ってきて、こっからやり直しだ!と思いました。12年分取り戻すのに時間かかるかなーとも思いながら。当時はまだ22歳。今は32歳、、、。

撮影は相変わらずのハリウッドスタイル。学生映画のくせに、ケータリングが充実していたり、12時間以上撮影しないと決まっていたり、必ずお昼ご飯を1時間みんなで取ったり。日本の低予算プロダクションよりもしっかりしています。

クルー全員がウォーキー(トランシーバー)をもらえたりするのも、ハリウッド文化ですね。どんな助手でも、きちんとトランシーバーを渡されます。

すごく気になるカチンコの違い

あと、日本と大きく違うと思うのは、スレート(カチンコ)の打ち方です。僕が日本に帰ってきて初めての撮影で、あまりにもその手法が違ったので、これは何か特別な理由があるんだと思い、助監督に「なんでそんなカチンコの打ち方するんですか?」と質問して困られた記憶があります。

その違いとは、カチンコを打つのが、「アクション」の前か、後かです。ハリウッドでは前、日本では後です。正確にはハリウッドでは、カメラが回ったらすぐにカチンコ打って、「アクション」はその後監督が好きなタイミングで言います。しかもカチンコの音も、音声さんに聞こえればいい程度のカチンなので、周りにはあんまり聞こえません。日本では、割と大きな音で打ちますね。あと、カットがかかったあとも、そのしるしに2回カチカチン!と鳴らしますが、ハリウッドではそれはないです。音声さんが自分で、ピッピーと、マイクにだけ聞こえる音でビープをいれて、カットの印にします。

僕は、ハリウッド式のカチンコの仕方が、理にかなっていて正しいと思います。でも人によっては、日本の現場で、カチンコの音が響き渡ることによって生まれる緊張感がいい、という人もいます。日本でのカチンコは、そういう風習的な意味合いの方が強いと思います。

お昼ご飯は必ずホットミール

IMG_2023日本の現場だと、ロケでは弁当、みたいな文化もありますが、そもそもこっちは「弁当」というものがないので、必ず暖かい料理を出します。逆に冷えても美味しい「お弁当」がないので、仕方のないことなのですね。

ミール以外のケータリング(お菓子とか、ドリンクとか)も、も充実してますね。甘くて不味いお菓子もたくさんありますが。この時、10年前も僕が大好きだったMilkywayというチョコを発見して、テンションが上がりました。スニッカーズのチロルチョコサイズみたいなので、美味しいのです。

とても良い腕慣らしだった

結果として、とてもいい経験だったと思います。こっちで現場に立つというのがどんなだったか、思い出せたので。自分のした仕事は、高く評価してもらえたことで、なるほど、自分がこの10年間日本でやってきたことをきちんと表現していれば、他人から評価が得られる、というのが分かったのも、大きな収穫でした。所詮は学生からの評価なのですが、それでも、他人から「また一緒に働きたい」と思ってもらうことはとても大事だと思うので、そういう意味で、いい経験だったと思います。

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