Unionに入らなといけないということ

さらにさらに追加の営業メール」でも紹介した、Dave Blassとのメールのやりとりです。彼はこの後、僕のLAでの仕事において、とても大きな部分を占めることになる人物なのですが、最初は、軽いメールのやりとりから始まりました。

まず、僕が、自分のポートフォリオのサイトを見てください、というメールを送ったのが昨日です。彼のHPも見て、彼のインタビューされている番組の映像とかも見ていたので、それに対する感想なんかも交えてメールを送りました。それに対して、「すごいWEBページを持ってるね!」と、僕のリールを見ての感想を送ってくれたのがDaveです。

まず最初に来たメールでは、僕のリールをほめてくれたあとに、「ユニオンに入ってる?」と聞かれました。これが、僕がLAで仕事をしていくにあたって、一番重要な質問だったとは、僕はこの時気づいていません。

「ユニオンに入っているか」「ソフトが使えるか」

僕の返した返事は、ユニオンには入っていないです、という旨です。

次に来た質問は「SketchUpかVectorworks、またはAutoCADは使えるか?」でした。僕の答えは「SketchUpは使えるけど、Vectorは使ったことがない。AutoCADは使えるけどSketchUpほど早くない。絵は手で描くことが多い」です。自分が過去にSketchUpで作ったモデルや図面の画像も送りました。

それに対してDaveからは「知り合いのデザイナーがSketchUpの使える人を探していたので、紹介しておくよ。レジュメを送って。どうやったらユニオンに入れられるかをちょっと調べてみる」という返事が来ました。なるほど、こっちで働くにはユニオンに入っていることが条件なのだな、とちょっと感じました。

Kimに初めて会った時も、「ユニオンには入ってないよね?」と聞かれました。もちろん僕は東京から来たばかりだったのでユニオンには入ってないし、その存在もあまり気にしていませんでした。Kimが言ってたのは、ユニオンに入ってないと、コマーシャルの現場では働けないんだ。けど、それを秘密にしておいてあげるよ、ということでした。僕はその時のことを少し思い出しました。Kimはさらに、「しばらく秘密でコマーシャルの仕事していれば、どこかで入れるよ」と言っていたので、ぼくは、そういうものなのか、と思っていました。

Daveの答えは「今晩、ADG(Art Director’s Guildつまりはユニオン)で打ち合わせがあるから、そこでPortfolio Reviewというシステムについて聞いてみる。それで君をユニオンに入れられるかどうか、試してみよう」とのことでした。どうやら、真剣に僕を雇ってみようと考えているみたいだったので、とてもありがたかったです。なんとラッキーなこと!これでユニオンに入れたら万々歳だ!と思いました。

ユニオンがいかに大事か

さて、ハリウッドの業界で、ユニオンというのがとても大事だ、というのは漠然と認識していたのですが、ADGがどういう組織で、それが何を意味するのか、僕はまだ詳しく知りませんでした。この後数日間で会う人に、それぞれたくさんのことを教えてもらうことになります。

LAに来て一番最初に、そして今でも人に会うと必ず聞かれるのが「AutoCAD使える?」ということです。僕は、この後Daveに会ったあと、AutoCAD LTのサブスクリプションプランを購入しました。

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